平成セブン(ウルトラセブン1999・最終章)6部作  第1話「栄光と伝説」
Impression


■ 2回目(2012.4.20記)

う゛・・カジくん出演の計8作品に関しては、LD&DVD単体で全て揃えてるにも関わらず、ついついBOXも買うても〜たよん(^^ゞてことで、平成ウルトラセブンDVD−BOX発売記念(笑)に書いた感想っす(^_-)-☆
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いゃあ〜〜・・マジ何度見てもいいっすよね〜〜(^。^)
この1話って、これから始まる最終章6部作への期待を持たせるという意味で、その導入部として、ちょっと文句のつけようのないくらい良くできてるんじゃないか・・と、個人的には思っています(^_^)v

まず第1にそのストーリー・・・なんせ冒頭でフルハシ参謀が死んでしまうという衝撃の展開で、この手の「最初にガツンとくらわせといて(笑)、視聴者の興味を惹きつける」ってのは、映像作品的には常套手段だよなぁ・・とは思いつつも、やっぱり今後どうなっていくんだろう・・という期待と不安が、より一層膨らむのを止めることはできません(^^ゞ

そしてその過程で語られる「フレンドシップ計画」の内容の過激さと、それを実際に証明する、何ともやり切れないかのラスト・・・
聞くところによると、あそこまで描いていいものかどうか、スタッフの間でも議論されたらしいんですが、結果的にはこの判断で大正解だったと、全作見終わっている今だからこそ、きっぱりと言い切りたいと思うっす。

更にはその計画をめぐって、当然ながらTDF内でも賛否両論があるという描き方も、このシリーズが単に、「宇宙人の侵略から地球を守る話」ではなく、地球人同士の内面の葛藤をも描こうとしてるんだなぁ・・ということを、強く印象づけることに成功していると思うし、特に、TDFとウルトラ警備隊はもはや一枚岩ではない、という設定は、今回の要とも言うべき部分になってます。
なので、その一方の当事者たるカジ参謀こそ、まさに本作のキーパーソンだよなぁ・・とつくづくと思ってしまう訳ですが(^。^)、その話はまぁ・・ちょっとこっちに\(^^\) おい(/^^)/といて・・

シラガネ隊長以下ウルトラ警備隊の隊員達の描き分けも、この1話でしっかりとできてましたよねん(^_^)
そうそう、ルミ隊員の描かれ方に対して、昔のσ(o^_^o)はかなりの不満があったっぽいですが、今見返してみたらそこまででもありませんでした(^^ゞ
と言うより、どうやらこの心境の変化(笑)は、σ(o^_^o)自身の捉え方が、ルミ=ステレオタイプの女性マスコット隊員として描写・・ではなく、あれが彼女自身の持つ個性(^_^)・・という見方にシフトしたせいなのかも知れません(^^ゞ
人間年を取ると丸くなるのねん(^_^)、ってのはともかくf(^ー^;、キャラクター達がみんな生き生きとしているおかげで、俄然現ウルトラ警備隊に対する愛着が沸いてきたように思います(^_^)v

それから・・本シリーズの一筋縄ではいかなさそうな(^^ゞストーリー展開の幕開けに相応しい今回の敵(←とは言い切れないんですが・・f(^ー^; )、ヴァルキューレ星人の設定もいいですよね〜・・(^o^)
なんせ実体を持たない精神生命体(←って・・どこかで聞いたような気が(笑)ま、あっちは光ですが(爆))なもんで、神出鬼没にして取り付き自由のやりたい放題(爆)
ムーンベースを壊滅に追いやる様も凄まじく、またクライマックス前のポイント2001(←ってか砂丘(笑))における隊員達の、あわや同士討ちシーン(笑)も、(多少演技を愛情フィルターにかける必要があったかな??とは言え(^^ゞ)、はらはらどきどきの連続で見応えがありましたし、その結果、カザモリ−ダンが誕生することになる・・という経緯も、しっかり書き込まれていたと思います。
・・ただし、巨大化したその姿だけは醜悪すぎて、ちょっといただけませんでしたが(笑)

加えて、特撮部分の充実度もかなりのものがあったんではないかと・・(^o^)
とは言っても、そっち方面は全くの素人なんですが、それでも、気合いの入ったミニチュアの壊しや、オフィスビル内から見たウルトラホーク3号等の合成カットなど、派手で目を惹くシーンがいくつもありましたもん
特に後者は、十数年前の試写会時大スクリーンで見て、おおっと目を見張ったことを今でも覚えているぐらいっす(^o^)

こういう、スタッフの方々の、新作にかける半端ない気合いが伝わってくる画っての、本当に大好きなんですよね〜・・(^_^)v
ティガの時も感じましたが、作り手側の熱い思いみたいなものを受け止められてこそのファン、だと思ってるんで、その点でもこの1話は、その映像からびしばしと発せられる気迫が、見ていて心底心地よかったです。

・・以上、とりあえず今回の全体的な印象について書いてみました(^_-)-☆

んでは、ここからはいよいよ恒例の(笑)カジ参謀語りなんですが・・

いやもうっっ・・何つ〜色っぽさなんすかカジくんってばっっ!!(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)

極力表情を抑え、あからさまに感情を表出させることもなく、つまりは冷徹さに徹しているにもかかわらず、だからこそ余計に滲み出るそのストイックな色気は一体何事!?みたいな(爆)
もうね、その様子を試写会場の大スクリーンで見た日にゃ〜、マジでどうしようかと思いましたもん(爆)
で、その時卒然と(笑)その異例のスピード出世の謎が解けた、と(爆)

・・って・・・いい加減この話はもうええか・・(^◇^;)

と・ともかく(;^_^A アセアセ…、明るく素直に熱血していた(^。^)隊員時代とは、180度変わってしまった彼ですが、その理由が話の中で、きちんと描写されていたのが良かったです(^。^)
エイリアンとの果てしない戦いの中で、トーゴーもリサも戦死しちゃったんすね・・(>_<)

って・・ま、個人的見解としては、あの出来事はあくまでもきっかけにすぎないんですが、それはひとまずこっちに\(^^\) おい(/^^)/といて・・

実はクランクインはこの1話からではなく、もう既に何話か撮った後だったとのことなんで、影丸さん的にも、すっかりカジのキャラが板についてる感じで、超絶憎たらしく(笑)見えるように演じたと仰っていた、あの階段下りシーンだけじゃなく、全ての場面で、そらもう絶対的な(笑)存在感を放っていて、そんなカジくんが見られて幸せというか・・個々のシーンを脳裏に描くだけで丼飯3杯というか(爆)、とにかくファンとしてはもう何も言うことはありましぇん・・

ああ・・カジ参謀ホンマにかっこええ・・・(*^。^*)(*^。^*)(*^。^*)

とりわけ、自身の参謀室でのモノローグ、

フルハシ参謀・・もう貴方に遠慮することはない・・

は、そのセリフ自体も、抑えたトーンの中に感じる凄みと色気(笑)も、もう何もかもをひっくるめてパーフェクト!!つっても過言ではないと思います(爆)

あ・・余談ですが・・あの参謀室に佇むカジくんの様子を見てると、そうか・・・あそこであ〜んな事やこ〜んな事がっっ!!とそらもう色んな想像がっっ・・(爆)

て・・・い・いかん・・どうもこのままだと再起不能に陥りそうなんで(笑)、もう強引に終わらせます(^◇^;)
ちなみに彼の内面についての考察は、3話5話6話でしつこくやってますので(笑)もし少しでも興味がおありでしたらよろしくです(^^ゞ

ではでは・・最後まで読んでいただいてありがとうございました〜(^o^)


■ 1回目(1999.8.4記)

でもって、こちらが初見時の感想っす(^o^)って・・実は大して言ってること変わらないかも・・・(;^_^A アセアセ…
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て事で、まずは第1話「栄光と伝説」です。

ティガのページでも書いたのですが、私には「ウルトラであること」とか、タイトルに「セブン」と名を科していることとかへの拘りがほとんどありません。おまけに根がミーハーwithよこしま(笑)。なもんで、今回の6部作も、自分がどれだけ楽しんで観ることができるか、っていうのが最も重要なポイントだったりします。
で、前3作もそれなりには楽しかったんですよね。
けど、今回の場合は・・・もっと積極的に「面白い」です!!、それもかなり(^^)。

まず何と言っても気合いが入ってます! 頑張って、いいものを作ってやろう、っていう。もちろん前作にそれがなかったっていう訳じゃないんだけど、何というか・・・テンションの高さが違う、って気がします。
それに予算も大分取れたのかな、特撮も凄いです。(とは言っても専門的な事なんて全然分からないので、一応素人目から見て、ってことで)地上からカメラが引いていって、宇宙から見た地球になるのは、平成ウルトラにもあったかな? とにかく初めてのカットじゃなかったけれど、九段会館の大スクリーンで観たら迫力ありました〜(^^)。ホーク3号がミサイルを乱射するシーン、特にビルを掠めて飛ぶのを部屋の内部から見たカット(もちろん中には人)なんかは、絵的に「見せたい!!」って感じがひしひしと伝わってきます。それとセブンの戦闘シーン。前作はやたら長々戦ってて、ちょっとダレちゃったんですが、今回はちゃんとまとまってますよね(笑)。
あと画面。ビデオ撮りの薄っぺらさが出ない様に、後から処理してるんですよね?全然違和感がありませんでした。
前作ではしょぼかった司令室内も、今回はそれっぽいし、机も新しくなってます。(前作の机って、GUTSのお古ですよね?多分)各セットも凝ってるし。
とにかく前作と比較して、映像が違いすぎるのにまず驚きました。

次にストーリー。
「フルハシ参謀〜〜」(T_T)、に始まり、「シュミレーションって・・・(絶句)」で終わるという・・・。
・・・重い話でしたね〜。結局、オリジナルビデオ(&LD)という限られた媒体でウルトラをやろうとすると、どうしてもこういう感じになってしまうんでしょうか?でも、個人的にはこの手の重さって嫌いじゃないので(っつ〜か、昔で慣れてる(^^;とゆ〜か・・・)、割とすんなりのめり込んで観てました。
試写会のトークで神澤監督が仰っていたとおり、これが全ての始まりであることを強く印象づける作りで、今後どういう展開になっていくのか、提起された問題にはどんな結論が待っているのか、とりあえず最終話まで見届けていこう、という気になります。
特にフレンドシップ計画・・・なんか今後ますます過激な方向に進んでいくみたいなんすけど(キングジョー量産化(^^;;とか)、この計画の根底にある思想って、おいそれとは白黒つけられない、デリケートで難しい問題だと思うので(ていうか、カジ参謀が悪いって言い切る事はたやすいんだけど、それじゃあ、あまりにもドラマとして安易過ぎな様な気が・・(^^; )、果たしてどんなラストに持っていくのか、個人的に興味津々です(^^)。
が、やはりこの身体を流れる血が最終的に求めるのはキャラへの煩悩(笑)、実は苦悩するカジ君が見たいっっ!とかいうのが本音だったりするんですけど(爆)。

・・・という訳でうまく流れがそっちに向いたので(強引・・(^^; )、キャラの事を書かせて下さいねっ(はぁと)。
で最初はやっぱり・・・、
「んも〜〜、カジ参謀ってば最〜高!!」
これで決まりでしょう(笑)。
かっこいいじゃないですか〜〜(^^)(^^)(^^)
「謹んでお受けします。」の、極力表情を殺した顔(・・おぉう!・・・叶隼人再び?←違うって(爆))といい、U警隊の連中(只今カジ君モードなので連中呼ばわりしてみました〜(笑))を歯牙にもかけない尊大さといい、ハマり過ぎ!!。存在感ありあり!・・・ですよねっ(^^)。
実はこの6部作の制作が決まった当時の影丸さんのコメントでは、カジがどうしてこうなったのか、物語中では全く語られてない、って事だったので、「そんな・・なんの必然性もなくいきなり悪役ででてくるなんて嫌っ!」とか思ってたんですが(もしそんな事になったら、カジ変貌の経緯を勝手に想像しちゃうよっ、て(爆))、この話の中できちんと描写されてましたね(^^)。LD収録のメイキングによると、本編は1話以外から撮り始めたみたいなので、確かに撮影当初は手探り状態だったんでしょう。
そして今回やっと示された過去は、衝撃的で悲しすぎるものでした(T_T)。(←けど今度は、じゃあどうやって若くしてあそこまで出世出来たのか、っつ〜疑問が生じるんだけどね(笑)。・・でも実はそれについてはもう結論済み・・・あ゛ぅ〜〜、自主規制っす(爆)。・・・ええ、きっと苦労はしたんでしょう・・色々・・・(^^;;; )
影丸さん、確かロフトで、「カジは、誰が見てもこいつが悪い!、っていう風に見える様に演じた。」なぁんて仰っていたと思うのですが、いゃあ、なかなかどうして、彼には彼の正義やら大義名分やらがある訳で。回想シーンに続いて、参謀室で、「・・フルハシ参謀、これでもう貴方に遠慮することはない・・・」等々モノローグ入りのカジ君を見せられた日には、そうそう、その通り!、とか思わず相槌打ってしまいそうになるのでした(笑)。

それはともかく(笑)。
かっこいいカジ君が見えるのは嬉しいのですが、かと言って、さっきも書いた様に、この先このまま、カジ(含む愚かな人類)VSウルトラ警備隊(含むセブン)の二元論的対立の構図にストレートになだれ込むとしたら、やっぱりちょっと辛いかも〜〜です(←ロフトの感じからすると、そんな事はないと思うけど)。分かり安すすぎて、芸がないなぁ・・・なんて(^^;
じゃあどうしろって言うんだ、って言われると答えられないんですが(^^;、ひねって欲しいんすよ、やっぱ。登場人物も視聴者も、一緒に試行錯誤していく、みたいなのでもいいかな。それで最終話に、誰もが想像できなかった様な新たな解答が示される・・・、っていうのだと最高!って(^^)。
・・・なんかつくづく好き勝手な事ばっか書いてますが、(まったくもって、言うは安し、です・・ハイ・・(^^; )この第1話が、そういう事を色々考えさせてくれるぐらい、私にとっては素晴らしい出来だった、ってことでご了承下さいまし。

で、話を戻しまして。
そのカジ参謀にいぢめられる(笑)、シラガネ隊長以下U警隊の皆さんがまたいいんですよ〜〜。
いや・・いぢめられるのがいいんではなくて(誤解無きよう・・汗)、第1話からして、早くもキャラが立ってるっていうか、一人一人の個性がはっきり描かれていると思います(^^)。
なんかいつも前作と比べてばっかで芸が無いんですが、前の3作、私的にはどうも隊員一人一人にまで目がいかなかったな、って感じだったんすね。それが今回、6作って云うこともあって、個人を丁寧に描いていて、例えばちょっとしたセリフなんかで、そのキャラを印象づけてくれてるんですよ(^^)。
なにせ昔からミーハーで、防衛隊チェックが楽しみだった私にとって、これはかなり嬉しいです(^^)。さらに隊員全員が激らぶり〜&きゅ〜と!!(←ボキャブラリー貧困につき御容赦を・・(^^; )そしてシラガネ隊長はというと、これが又、渋さと甘さが程良くミックスされててべりぃナイス!、なのでした(^^)。

てことで結論。

映像・ストーリー・キャラ・・・どれをとっても楽しめるのが、セブン1999第1話「栄光と伝説」(^^)。
次作に期待ですっっ!!



以上でおわりと致します・・・m(_ _)m


あとがき(笑)

駄文を随分つらつらと書き連ねてしまいました。
今日はこれから、第2話「空飛ぶ大鉄塊」を見ます。
赤星さんゲストの、サトミ隊員の話ですよね・・・楽しみです(^^)。



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