■　キャラクター名

山崎源之丞（やまざきげんのじょう）


■　作品名

鞍馬天狗と勝海舟／新東宝（１９５３年）


■　主なキャスト

鞍馬天狗（嵐寛寿郎）
勝安房守（早川雪舟）
西郷隆盛（岡譲司）
お艶（丹下キヨ子）
お諒（三浦光子）
杉作（かつら五郎）
吉兵衛（中村是好）
土方歳三（杉山昌三九）


■　人となり（笑）

討幕に燃える薩摩藩京詰め勤王の志士トリオ（笑）のうちの１人。

血気盛んなあまり（笑）、徳川慶喜に長州征討の停戦を進言した勝安房守に対し、そんなことをすれば幕府が倒れるのがそれだけ遅くなるとの思いから、彼を斬ろうと考えて仲間と共に脱藩し、長州との和平交渉に赴く勝の後を追う。
その意志はあくまで固く、途中の旅籠で勝の部屋に乱入した時も、彼に今の日本が置かれている状況を懇々と説かれて、やや躊躇するそぷりこそ見せたが、結局はそれを詭弁とする仲間の声に従い、そこに現れた倉田典膳（＝鞍馬天狗）にピストル越しに（笑）京に帰るよう説得された後も、それに従わずに再び西国街道で勝を斬ろうとする。
ところが、その土壇場で又しても天狗に一喝された途端、いきなり１８０度改心してしまい（笑）、丁度そこに居合わせて同じく勝を斬ろうとしていた浪人達にその刃を向け直すのだった（笑）

なお余談だが、他の２人が月代を剃っているのに対し、１人だけウェーブがかった前髪をオールバックにして後ろで束ねた姿が真に良く似合っており(*^。^*)、大層な男前であるのに加え（笑）、その笑顔もまためちゃくちゃらぶり〜(*^。^*)であることも、是非とも書き留めておきたいと思う（爆）


■　一言(^^ゞ

近衛さんピチピチ（ピチピチて・・）３９歳の時の出演作。
当時は自主映画制作が頓挫し、不本意な形で映画界に復帰した直後やと思うけど、そんな苦労を全く感じさせない、超カッコ可愛いビジュアルは必見(*^。^*)
兎にも角にも（笑）、大都時代のさわやか好青年の面影を残しつつ、後々の柳生十兵衛にも通じる怒りの表情なんかもバッチリ見られるという、まさに一粒で二度三度と美味しい姿が堪能(*^。^*)できるキャラやと思う。
勤王トリオ（笑）自体の出番も結構多い上、その中でもダントツアップが多い(*^。^*)のも嬉しいところ。
加えて、ラスト近くの超いきなり改心は、「怪談　お岩の亡霊」の直助どころの騒ぎではなく（笑）、思わず爆笑すること請け合い（＾◇＾）の、まさに見物ということで(^_-)-☆