■　キャラクター名

直助（なおすけ）


■　作品名

怪談　お岩の亡霊／東映（１９６１年）


■　主なキャスト

民谷伊右衛門（若山富三郎）
お岩（藤代佳子）
お袖（桜町弘子）
佐藤与茂七（沢村訥升）


■　人となり（笑）

不良御家人（笑）民谷伊右衛門のワル仲間。
基本的に悪党なので、目的の為なら手段を選ばず、一目惚れした娘・お袖を自分のものにしようと、彼と謀ってその許嫁・佐藤与茂七を惨殺する。
また、伊右衛門が邪魔になった妻・お岩に、顔の崩れる薬を飲ませて殺した上で、他の男との心中を装って川に投げ込み、別の娘と祝言を挙げた夜も、ぬけぬけと床入り直前に現れて、しっかり口止め料を要求するのだった。

だが、お袖と念願の同居生活を始めても、喉を突いて死ぬと言われれば手も出さ（せ）ない、気弱さと純情さ（笑）をも併せ持ち、その上首尾良く殺した筈の与茂七は、実は人違いで生きているという、生涯に一度のしくじりをしでかしたことも発覚する（笑）

しかも、金に換えんと川から拾い、久々の上物と喜んだ櫛や着物が、お袖の姉でもあるお岩のものだったため、彼女の幽霊に怯えまくり、結局今までの顛末を、全てお袖と与茂七にばらしてしまうことに。
そして、もうどうにでもしろと開き直ったところで彼に持ちかけられ、お袖にマジ惚れしているが故に、敵討ちに行って生き延びた方が夫婦になるという条件を呑み、いきなり寝返って伊右衛門討伐隊に加わるのだった（爆）

しかしやはりそれまでの行いが悪すぎたのか（笑）、天は味方をしてくれず、伊右衛門に一太刀浴びせることはできたものの、自身も斬られて絶命する。
その際身の不運を嘆いていたが、死の間際にもかかわらず、その口調がめちゃくちゃ可愛かった（爆）

なお、一応お袖に最期を看取ってもらったことでもあり、多分成仏できたんじゃないか・・・と思いたい。
（←でもやっぱり地獄行きかも・・(;^_^A アセアセ…）


■　一言(^^ゞ

悪党だけど憎めない、真にもって美味しいキャラ(*^。^*)
近衛さんの演技も素晴らしく、例え立ち回りがほとんどなくても、こんなに魅せてくれる役者さんなんだと実感(^_^)v
今際の際の「直助、運がなかったね・・」はマジ最高(^_-)-☆