・・・突然ですが、この場を借りて謹んで耕作に捧げる一句を（笑）

「設定を味方に付けた果報者」（爆）

・・・って、いきなり何のこっちゃら？？ですが(^^ゞ、平たく言えば、ＳＲＥＤメイン３人の中で、耕作が一番「美味しい」キャラクターである、ということです（笑）
何よりそのプロフィール、

「２４歳。エクシードラフト隊員。警視。警視庁特捜部出身。射撃の名手。
一見クールだが、実は人情家。幼い頃に両親を亡くしているため、家族の絆を断とうとする犯人には容赦ない。
犯人逮捕への執念と腕を、さらに磨くためにエクシードラフトに入隊した。」
（エクシードラフト超全集　小学館刊より）

ほらねん、この「幼い頃に両親を亡くしている」−具体的には、母親は耕作が生まれてすぐに死亡、父親は５歳頃に飛行機事故で生死不明、ですが−設定、これぞ昭和の昔から、アニメ＆特撮界のヒーローに最もよく見られた、まさに王道設定のうちの１つなんですもん（笑）

で、当然ながら、そこから導き出される彼の性格は、「一見斜に構えた態度を見せつつも、その実心は熱い人情家、そして人一倍家族への憧憬を胸の内に秘めている」というもので、これはある意味典型的なステレオタイプであるとも言えるが故に、視聴者にとっては、一番感情移入しやすいキャラになってるんですよね。

更に、この設定を生かした作劇は、その性質上ややウエットな人情話になりやすく、それがまた「命だけでなく心も救う」がテーマな本シリーズにぴたりとハマる・・・と、いいことずくめ（笑）
実際耕作メインの話には、ちょいホロっとさせられて心に残る、というパターンが少なくありません（※１）
んが・・その一方で、一見真逆のハードストーリーも作られている（※２）ので、つくづく耕作は脚本家さん達にとっても、動かしやすいキャラだったんだろうなぁ・・と思うのです。

でもって、次にポイントになるのが「警視庁特捜部出身」という部分（笑）
も、まんまＳＲＥＤの世界観と地続きな「日本の警察組織」であるため、ＩＣＰＯなんかよりはよっぽど書きやすかったとみえて（←ちょいひがみ！？(;^_^A アセアセ…）、そこから警察学校時代や派出所勤務時代という派生設定が生まれることになり、当時かかわった人物達との絡みが、度々作中で描かれています（※３）

あと、忘れちゃいけないのが、ＥＤでもしっかり披露されている「変装の名人」設定（笑）
これまた話の中で小道具として使うのには最適なので、その特技を生かした描写がストーリーに色を添えることになるんですよね〜（※４）
（ただ、これに関しては、もう少し色んな変装パターンを見たかったなぁ・・・という気もしますが・・・（笑））

・・・とまぁ、ここまででも既に、美味しすぎるほど美味しいワケなんですが(^^ゞ（※５）、耕作はこれらの設定に加えて、流血（←これは拳もですが）・水濡れ（※６）・監禁拘束（※７）等々、およそ特撮好き女子と生まれたからには、これに萌えなくてどうすんじゃぁ〜〜！！的萌えシチュ（爆）に恵まれまくっており（笑）、また何かというと倒れてきた鉄塔の下敷きになるという危機にも陥るため（←しかもこの場合、助けるのはほとんどが拳（爆）・・・も、隼人の「拳、耕作（ブルース）を頼む！」が、半ば常套句と化しているという・・f(^ー^;）、より一層、乙女のハート（爆）を時めかせるキャラになっているのでした（笑）

と・とにかく(;^_^A アセアセ…、以上のようなお宝設定（笑）により、二次創作の分野でも、作者の創作意欲を一番かき立てるキャラクターなのではないでしょうか？
なお、ついでながら！？書いておくと、上記でＣＰありの場合、やはり相手は拳が多かったそうなのですが、表記は左右どちらもあり、だったとのこと・・・ちなみに個人的には右ですが・・ってか、拳ちゃんが絶対的に左キャラだからなんですが、マイフェイバリットは愛され隊長なので、それからするとやはり左に・・・って・・・・・
・・・え！？そんなん誰も聞いてないって！？


こりゃまた失礼いたしやした〜〜・・・(;^_^A アセアセ…（←毎回古すぎやで自分（爆））


※１　「危険な家族ごっこ」とか「耕作のガンコ親父」とかねん(^_-)-☆
※２　「死神の狙撃指令！」
※３　「遥かなる父の家路」「パパは嘘つき警官」「死を呼ぶ愛の説得」参照（^_-)v
　　　　・・・警察学校卒業後派出所勤務、やがて抜擢されて特捜部入り・・・っつ〜経歴なのねん(^o^)
※４　「マッハのロボ戦線」でも披露してくれますが、何と言っても見物は「特捜、謹慎を命ず」でしょう（笑）
※５　ただ、企画書では
　　　　「クール。プロ意識が強く、あまり感情を表に出さない。だが、その胸に秘めた正義感は
　　　　　そうとうに熱いものがある。そのため、いきおい命令を無視した単独行動を取りがちで
　　　　　特捜部時代も上官との衝突が絶えなかった。（中略）
　　　　　やはり最初は隊長の隼人と激しく対立するが、隼人のレスキューに対する強い信念を知ってからは、
　　　　　隊長として認めるようになる。（後略）」
　　　　となっていて、更に美味しい設定なので（爆）できればこの辺をもっと上手く本編に生かして欲しかったなぁ・・・
※６　「狙われた護送作戦」参照
※７　「飛べ！誓いの白球」参照(#^.^#)


追記
耕作の髪型がオールバック→前髪下ろしと変化しているのは、「隊長である隼人より年上に見えないようにするため」に変えたせいです(^o^)（←電撃ホビーマガジンの河井護さんインタビューより(^_-)-☆）


２０１３．１．２３