■　キャラクター名

山川大蔵（やまかわだいぞう）


■　作品名

俺は用心棒・第１話「天を斬る」／東映京都テレビプロ（１９６７年）


■　主なキャスト

野良犬（栗塚旭）
えま（中宗根美樹）


■　人となり（笑）

飄々として天衣無縫（笑）、かつ比類なき剣の腕を持つ浪人。
一夜の宿と定めた（←多分）小屋に、急進派摘発の侍達に追われる娘・萩江が飛び込んできたことから、成り行きでその用心棒を引き受け、見事な剣捌きで群がる相手を一掃、彼女を実家の庄屋屋敷まで送り届けることになる。
その際、たまたま同じ小屋内にいた（笑）、馬車引きを生業にする娘・えまの、５両で送っていくという申し出を受け、早速彼女と意気投合するのだった（笑）

だが、途中の小屋で休憩を取っている最中に偶然追っ手達が現れ、当初隠れてやり過ごすつもりだったが、その中に急進派の同士で萩江の恋人である筈の男がいたことから、思わず飛び出した彼女が彼を問い詰め、実は彼が家老の腹心で、任務の為だけに萩江に近づき、その恋心を利用したと自ら語るに及んで、今度はえまが激怒（笑）、のっぴきならない状況になり、さればとおもむろに姿を現し、再び剣を取って彼らを撃退する。

その後２人とは別れ、春雷轟く中、彼らを差し向けた張本人たる家老宅に向かうが、丁度門の前まで来た時、中から１人の男が出てくるのに行き会う。
実は彼もまた、同じ一派に追われる若党の用心棒を引き受けて庄屋屋敷に赴いたものの、そこで若党が、１人小屋から逃げおおせた件の腹心の凶弾に斃れ、藩の侍でもない人間を殺したそのやり口に激怒して、家老に掛け合いにきての帰りだった。
そしてその話から交渉が決裂したことを知ると、そのまま去ろうとする彼を呼び止め、彼が腹心をも斬ったことを確認すると、その背に「お主・・春雷を斬ったな」と告げるのだった。

ちなみに余談だが、萩江を追ってきた侍達に対して「お主等の顔が酒の肴に見えるわ」と発言したり、途中立ち寄った小屋でどぶろくをしこたま飲んでいたことから、かなりの酒好き（＾◇＾）でもあることが伺える（笑）
反面、萩江が男の本心を聞いて、もう実家には帰れないと言い出した時、その理由が全く分からず、えまに教えてもらって驚いていたので、女心にはめちゃくちゃ疎いのであろうと思われる（爆）

ただ、そのえまとはかなり気が合っており、もし旅を続けていれば、案外似合いのコンビになったのではないか・・という気がするので、早々に別れてしまったのがちょっと残念である（爆）


■　一言(^^ゞ

「特別出演」待遇のゲスト。
聞くところによると、当初予定されていた１話がインパクトに欠けたため、急遽近衛さんを呼んで撮ることになったらしい。
そしてまさにその期待どおり、キャラ立ち、殺陣のどちらもがハンパなく（笑）、まさに野良犬（＝栗塚さん）と、どっちが主役！？状態だった（爆）（←時専のインタビューによると、栗塚さんも近衛さんが出演してくれて嬉しかった、とのこと）
加えてビジュアルも最高（=●＾0＾●=）、巨大なポニーテールがめっちゃ可愛い(*^。^*)