■　キャラクター名

柳生十兵衛（やぎゅうじゅうべえ）


■　作品名

柳生武芸帳／ニュー東映（１９６１年）


■　主なキャスト

清姫（花園ひろみ）
夕姫（伊吹友木子）
神矢悠之丞（山城新伍）
山田浮月斎（原健策）
霞の多三郎（品川隆二）
柳生但馬守（北龍二）
柳生又十郎（和崎隆太郎）
於き（永井三津子）
大久保彦左衛門（堺駿二）
永井信濃守（里見浩太朗）


■　人となり（笑）

ご存じ将軍家指南役・柳生但馬守宗矩の嫡男にして、当代随一とも称される剣の使い手。

その秘密が明らかにされれば、天下騒乱をも引き起こすと噂される謎の巻物（笑）、柳生武芸帳「浮舟の巻」の所在を探しており、その巻を所持する龍造寺家の遺児・夕姫が、それを奪わんとする疋田陰流・山田浮月斎一派に狙われ、たまらず彼女が投げ捨てた所を首尾良くゲットするも、自身も浮月斎達と斬り合っている最中に思わず取り落としてしまう(^◇^;)
しかし谷川に落ちたそれは偽物と判明、そして本物は、若年寄永井信濃守の妹で、自称武者修行中（笑）の清姫が密かに手に入れたのだった。

しかも旅籠で寛いでいると、自分との関係を対外的に夫婦と偽った彼女が闖入（笑）、唖然とする間もなく着替えの手伝いまで強要されそうになる（爆）
結局その夜は、清姫との間に屏風を置いて（笑）寝ていたところ、巻物を狙う浮月斎一派の霞の多三郎、取り戻そうとする龍造寺家家臣・神矢悠之丞がダブルで現れ（笑）、彼らと刀を交える羽目になるが、勝負は後日に持ち越されるのだった。

その翌日、茶店で再び多三郎と出会うも、お互い旅モードだったため（笑）、とりあえず世間話をしてみると（爆）、彼が武芸帳に隠された謎を知らずに奪おうとしていたことが判明する。
しかし実は自分もまたその秘密を知らされておらず（笑）、江戸に帰ってすぐに父但馬守に呼ばれ、弟又十郎と共に真実を打ち明けられたところによると、武芸帳とは、「浮舟の巻」の他に、柳生家が保管する「水月の巻」があり、真は隠密の元締めだった宗矩の父・石舟斎が、家康に命ぜられて作成した、徳川家に対し謀反の意思を持つ諸大名達の連判状で、彼らの目を欺くため、わざと石舟斎自身の名も記されており、もしそれが公表されれば柳生家は謀反人とされ、かと言って作成経緯を述べれば、今度は将軍家指南役が元は卑しい隠密だったという事実が明らかになってしまうという、何とも厄介な代物なのだった(^◇^;)

そうこうしている内に、今度は旅籠の件を聞きつけた（笑）、天下のご意見番・大久保彦左衛門の画策で、梅見にかこつけて件の清姫とお見合い（爆）をさせられるが、彼がその席に夕姫主従をも連れてきていたことから、家を取り潰したのは柳生だとする彼らの誤解も解け、その再興に尽力することを約束する。
しかし程なくして、多三郎によって「浮舟の巻」ごと清姫が拐かされ、ついに「水月の巻」持参の上で、武芸帳をかけた浮月斎との決闘に臨むことになるのだった。

そしてその朝、死闘の末に見事浮月斎本人を倒し、駆けつけた清姫の兄永井信濃守や、父宗矩、弟又十郎と共に、残った浮月斎一派と激闘を繰り広げる。
そこで見事な二刀流を披露、その場の誰よりも抜きん出た(^_^)v超絶剣技で彼らをも倒し、無事武芸帳と姫を取り戻した後、満更でもなさげに！？彼女と肩を並べて、早春の道を引き返していくのだった。

なお余談だが（笑）、江戸に戻ったと同時に無精髭を生やしており、見合いの時も、正装をしきりに窮屈がっていたので、よほどラフな格好（爆）が性に合っているのだと思われる。
また、妹於きが持っていた髭剃りセット（笑）を酒と間違えて喜んでいたことから、実はかなりの酒好きなのであろう（笑）
加えて、清姫闖入事件（笑）の際の相当焦りまくった様子からすると、こと女性に関しては意外と初心なのではないか・・という気が、そこはかとなくしないでもない（爆）


■　一言(^^ゞ

近衛さんの映画代表作「柳生武芸帳シリーズ」の、記念すべき第１作。
世間じゃ近衛さん＝柳生十兵衛と言うけれど、本作の十兵衛と、シリーズ後半の十兵衛とはもはや別キャラ（笑）
でもって本作は、ストーリー、キャラ共に、近衛さんファンの殿方の評判がイマイチ(^◇^;)
それどころか、実質脚本を書いた高田宏治さん（表記上は結束信二さんとの連名）までが、
「近衛さん自身のキャラクターをまだ把握してなかったのでああなった」と否定的見解(;^_^A アセアセ…
けど、この際なんで（しつこく）声を大にして言いたい！！

本作の十兵衛ってばも〜〜めっちゃ可愛いんやで〜〜！！（=●＾0＾●=）

特に清姫絡みのシーンはラブリ〜すぎてキュン死寸前（爆）
あと、対多三郎（笑）とか、方々に旦那ズテイストてんこ盛りなのも嬉しいところ(*^。^*)
プラスビジュアル的にもマジ好きすぎる。
前髪はらりにも萌え〜〜！！
片目じゃないけど、この際そんなこた〜ど〜〜でもええって（爆）

で、結論。

高田さん、こんなに萌え萌えな十兵衛をありがとう！！(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)