■　キャラクター名

十木典膳（つづきてんぜん）


■　作品名

酔いどれ無双剣／東映（１９６２年）


■　主なキャスト

逸見鉄之介（市川右太衛門）
鮫州の久六（阿部九州男）


■　人となり（笑）

背中まで垂れたぼさぼさの総髪によれよれの着物＆袴姿な謎の（笑）浪人。
土地のヤクザ、鮫州の久六の賭場でとぐろを巻いており、傍らには常に酒徳利を置いて湯飲みで酒をあおっている。

咥え楊枝に極悪目つきで、爽やかさの欠片もなく（爆）、見るからに只者ではない（笑）雰囲気を漂わせているが、実際相当な居合の使い手で、また例によって強い相手と戦って勝つことが生き甲斐であり、雇われ浪人達の中に混じって、小石川に住む豪快すぎの（爆）町医者・逸見鉄之介を斬りに行った際、その剣の腕を見抜き、高笑いしながら、いずれ決着をつけると宣言する。

その数日後、約束通り彼の診療所兼道場（笑）に出向いて無理矢理勝負を挑み(^◇^;)、見事木刀の先を切り落とすものの、自身は右腕に傷を負い、すかさず手当てしようと申し出た鉄之介を睨め付けて、「ふざけるな！！俺は諦めんぞ！！」と言い残して去るが、その時彼をして、「悪鬼の形相・・・恐ろしい剣だ・・」と言わしめるのだった。

そしてついに再び剣を交える時が来て、久六宅の米倉から停泊中の船上へと、場所を変えつつ熾烈な斗いを繰り広げるが、御大は常に勝つのがお約束なので、ついに斬られて壮絶な最期を遂げる。
その際、「俺はお前の剣に負けたのではないぞ・・お前の人間に斬られたのだ・・」との言葉を残すが、それって要は、あの脳天気明朗快活っぷりには叶わない、ってことなんでは！？・・という気がしないでもない（爆）
（←ま、実際鉄之介がより一層引き立つのも、典膳の様な真逆の存在があってこそやし(^_^)v　あ・・でも、北の御大の底抜けの明るさも好きだよん、念のため（笑））


■　一言(^^ゞ

近衛さん十八番キャラのひとつ「剣の勝負にしか興味のない浪人」（笑）
茶色のドーラン使いで白塗り御大との対比がありあり(^o^)
（←でもそこがいいんだよねん(*^｡^*)）