■　キャラクター名

大橋源五右衛門（おおはしげんごえもん）


■　作品名

伝七捕物帖　黄金弁天／松竹（１９５４年）


■　主なキャスト

黒門町の伝七／峠登之助（高田浩吉）
お俊（月岡夢路）
高窓一典斎（戸上城太郎）


■　人となり（笑）

ある時は謎のご隠居（笑）、またあるときは謎の絵師（笑）
相当な剣の使い手であり、特注の細い刀を、手裏剣の様に自在に投げて相手を倒す術にも長けている。

佐渡金山の金塊護送役を勤めていた時に、その金塊が強奪され、責任を感じて入水自殺した・・というのは、無論お上の目を誤魔化す為の狂言で、実は強奪を企てた張本人である。
その後しばらく姿を隠すが、ほとぼりの冷めた１年後、いよいよその金塊を売って金に換える段になり、欲を起こして金塊を独り占めしようとした、廻船問屋山形屋をはじめとするかつての仲間達を次々に刺殺、ついには最後に残った忠実な部下までもを毒殺し、全てを自分１人のものにせんと謀るのだった。

だが、そうまでして周到に計画を進めた割には微妙に最後の詰めが甘く（爆）、売り渡す相手である海賊の頭・高窓一典斎が、代金を持たずに多数の手下を連れて、取引現場である竜王院に現れたので窮地に陥るが(^◇^;)、丁度その時、例によって（笑）事件の真相を嗅ぎつけた、黒門町の伝七が姿を見せたことで、とりあえず彼との対立を回避、共闘して伝七打倒を図ろうとする。

しかしその時、成り行きで取引に同行していた、山形屋の用心棒・峠登之助が、実は強奪事件の責めを負って切腹した佐渡金山奉行の一子・であると名乗りを上げたため、否応なく彼と対決する羽目になり、激しい立ち回りを繰り広げた末、ついに斬られて死亡した。

なお、素人ながらかなりの絵心があるのだが、よほど金塊に執着があったと見えて（笑）、実際の隠し場所である竜王院の弁天像のモチーフを何枚も描いており、そこからあっさり足がついてしまう（爆）
また、金塊の代金としてかなりの小判を受け取る手筈になっていたにも関わらず、唯一裏切らなかった仲間まで殺したことで、どうやって１人で重たい千両箱をいくつも運ぶのか、と一典斎にツッコミを入れられており（笑）、冷酷無比なその見かけ＆性格にも関わらず、実はどこかお間抜けなんではないか・・と言う気が、そこはかとなくしないでもない・・(^◇^;)


■　一言(^^ゞ

当初高笑いだけ（笑）、シルエットだけ、下半身だけ・・と、なかなか顔を見せてくれないので(^◇^;)、見ていてストレスが溜まることは請け合い（爆）
でも正体を現してからは見せ場もあるし、いい感じに極悪なので良し(^_^)v
高田さんとの殺陣も、斬られる際の唐突感（笑）があまりないので◎
話自体も結構面白いと思う。